ちょっと変わった商標登録

商標と言っても日常生活ではあまり気にすることがなく、ニュースで企業同士が争っているイメージぐらいしかありませんよね。
しかし商標は思っている以上に身近な物も登録されており、その数は膨大です。今回はそんな膨大な商標の中からちょっと珍しい・面白い商標をご紹介します。

伊藤ハムが取得した「女子高生」

伊藤ハムといえばソーセージ「アルトバイエルン」やハムなどで有名な食品メーカーですよね。皆さんも一度ぐらいは食べたことがあるのではないでしょうか。
そんな伊藤ハムですが実は1999年に「女子高生」を商標として登録しているのです。「いったいなんのために?」と思ってしまいますが、女子高生の健康的なイメージを商品名に使おうと考えたのです。
しかしそのようなネーミングの商品は購買層には合わないと判断され、実際に「女子高生」の名を冠した商品は生まれずに終わってしまいました。
実際に商標登録の区分は食品のみとなっているようです。

LIONの「NO17」やカシオの「G-SHOCK」

家庭用洗剤などで有名なLIONは「LION」だけではなく「NO17」も商標として登録しています。一見するとなんで?と思うかもしれませんが、「LION」を逆さまにすると「NO17」に見えるため類似品を防ぐ目的で登録されています。
また同じようにカシオ計算機の腕時計「G-SHOCK」ですが、こちらもブランドの類似品防止のために「A-SHOCK」~「Z-SHOCK」、「A-ショック」~「Z-ショック」など考えられる全て範囲で商標が登録されています。
え?そんなところまで?と思うような商標登録もありますが、ブランドを守るためには必要となってくるのでしょうね。

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