商標には大きく分けて4つの種類があります。
「文字商標」
文字商標はその名の通り文字のみの商標のことを指します。これはかなり多くの企業が登録しており日常生活でも頻繁に目にしているはずです。有名なのは「SONY」や「HONDA」でテレビのCMなどでよく見掛けますね。「代々木ゼミナール」なども商標登録されており想像以上に多くの文字商標があります。
「図形商標」
これもその名の通り図形を商標としたものです。色々な企業のロゴ(文字なし)がこの図形商標に当たります。
身近な例としては「モスバーガー」や「トヨタ」などがありますが、実は「JR」のロゴも「文字」ではなく「図形」として登録されているのはご存知でしょうか。
なぜ文字商標ではなく図形商標なのかと言いますと、アルファベット2文字のようなありふれたものは商標登録することができません。なのでJRは文字を少し加工してロゴとして登録せざるを得なかったのです。
「記号商標」
こちらは図形商標と混同しがちですが一応別物です。屋号や家紋などからデザインされたものが多く「ミツカン」や「三菱」のマークが記号商標として登録されています。
図形商標と記号商標の違いとしては記号商標のほうがより簡略化されたマークとなっています。
「立体商標」
こちらは非常に分かりやすいですね。有名なのはコカコーラの「瓶」やヤクルトの「容器」、意外なものではホンダの「スーパーカブ」なども登録されています。
これ以外にも上記の商標を複合させたものや色彩を加えたものもありますが、この4つが大きな分類となります。